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中国の研究チーム、古代パンダのゲノム解析に成功

 湖北省武漢にある、中国地質大学生物地質・環境地質国家重点実験室の頼旭龍教授が率いる研究チームが、国内外の研究チームと共に古代DNA研究法や新たな遺伝子解析技術を活かし、世界で初めて古代パンダの全ゲノム解析に成功しました。この研究成果は学術誌「カレントバイオロジー」(電子版)に掲載されました。

 サンプルとなったのは、雲南省騰沖の江東山で発見された完新世(約1万年前)のパンダの化石です。炭素年代測定法によって分析した結果、約5000年前に生存したもので、この地域で発見されたパンダの化石の中で最も新しいものです。

 またこの化石は、現在のパンダと異なる絶滅したパンダの遺伝系統に属することも分かりました。この系統は現在のパンダの祖先と遺伝子の交流があったため、遺伝子の一部は今のパンダにも残されているということです。

 さらに、今回の研究により、パンダは進化する中で人類の活動や気候変動により遺伝的多様性が低下したことも判明しました。

 研究チームは今後、さらに古く、またより多くの場所のサンプルを研究して、希少動物であるパンダの進化の歴史をより深く調べ、保護のための根拠や参考資料を提供する予定です。(鵬、森)

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